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2015年8月7日金曜日

オキシドールで乳がん治療

オキシドールで乳がん治療 加古川の病院長が新手法
兵庫県立加古川医療センター(加古川市)の小川恭弘(やすひろ)院長(62)が、
過酸化水素(オキシドール)を使って効果を高める放射線治療法を開発し、国内外での普及を目指しているという。

効果を妨げる酵素を抑える仕組みで、切除手術が不要なことから、主に乳房が温存できる乳がん治療として広がりつつある。県内でも神戸低侵襲がん医療センターで昨年から開始。

今後は臨床試験(治験)を実施し、公的医療保険の適用を目指すという。

小川院長によると、癌は大きくなるほど細胞内に抗酸化酵素が増え、酸素が欠乏する。
一方、放射線治療は酸素を利用してがんを殺すため、がんが進行するほど効果が低下することが課題だったという。

小川院長は前任の高知大教授時代、抗酸化酵素を分解するオキシドールと、
オキシドールを患部にとどまらせるヒアルロン酸を注射する「酵素標的・増感放射線療法KORTUC(コータック)」を発案し、2006年から高知大で臨床利用を開始。

高知大だけで200例超、全国では計10カ所以上で500例以上実施された。
大半は乳がんだが、皮膚や肝臓、膵臓、腎臓のがんにも利用されている、と。


小川院長は昨年4月、加古川医療センターに着任。
最新の放射線治療機器がある神戸低侵襲がん医療センターで同11月から乳がん治療を始めた。
抗がん剤も併用しながら今年3月までに4人に実施し、

「がんが消え体力の消耗も少ない」(40代女性)などと評価されているという。

従来の放射線や抗がん剤による治療費に加え、1回数百円の注射計5回分で済む。
来年中に加古川医療センターでも始める意向。

神戸大医学部出身の小川院長は、
「この治療法を世界に発信するため兵庫県に戻ってきた。安価で容易なのでぜひ普及させ、多くの患者を救いたい」と。神戸低侵襲がん医療センターTEL078・304・4100

-神戸新聞より-
兵庫県立加古川医療センター
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